増刷でも刷版(さっぱん)代がかかる?知っておきたい印刷の基礎知識

「増刷」と聞くと、「前に作ったものと同じなんだから、安くできるんじゃない?」と思う方も多いのではないでしょうか。実は、増刷する場合でも、組版代はかかりませんが、いくつかの費用が発生することがほとんどです。今回は、その中でも特に質問の多い刷版代についてご説明します。

増刷でも刷版代がかかるのはなぜ?

以前は、一度作った「版」を保管しておき、増刷の際にそれを使っていたため、刷版代がかからなかったという話を聞くことがあるかもしれません。しかし、現在では、保管場所の確保や環境変化による版の劣化を防ぐため、増刷ごとに新しく版を作成するのが一般的です。

新しく版を作る際は、データが正しく反映されているかを確認する「検版」という作業も欠かせません。この作業も含め、版ができるまでにはそれなりの時間とコストがかかります。


小ロットの増刷はオンデマンド印刷も選択肢に

「増刷したいけど、部数が少ないからコストを抑えたい…」そうお考えの場合は、オンデマンド印刷も選択肢の一つになります。

オンデマンド印刷は、トナー(粉状のインク)を使って直接用紙に印刷する方式です。このため、版を作成する工程がなく、刷版代などの固定費がかからず、トータルコストを抑えられる場合があります。(部数が少ない場合)

オフセット印刷に比べて、色の出方が多少異なることがありますが、小ロットの増刷であれば、費用対効果を考えると非常にお得な選択肢と言えるでしょう。

増刷をご検討の際は、お気軽に城島印刷までご相談ください。部数や仕上がりのご希望に合わせた最適な方法をご提案いたします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

城島印刷株式会社(Kijima Printing, inc.)

〒810-0012
福岡県福岡市中央区白金2-9-6
TEL: 092-531-7102 FAX: 092-524-4411